スポーツ

ハンド宮崎が自信「韓国に雪辱する」

イランに出発するハンドボール日本代表の宮崎

　日本男子ハンドボール界のエース、宮崎大輔（２６＝大崎電気）が、準備万端でアジアの頂点に挑む。ハンドボール日本男子代表が１４日、１７日開幕のアジア選手権（イラン）出場に向け、成田空港から旅立った。宮崎は「今の練習でやっていることができれば、韓国に雪辱することもできる」と自信を見せた。

　やることはすべてやった。日本が目指すスピードを重視したハンドが完成に近づきつつある。再予選の一発勝負では、リスクを避けるため、すべてを出し切れないこともあった。しかし、今回はリーグ戦ということもあり、酒巻監督は「チャレンジできる」と話す。

　宮崎にとって心配事は現地の通信事情だけだ。自身の「ハンドボールメジャー化計画」と題したブログは、連日数万件のヒット数を誇る。「多くの人が読んでくれている。更新できないのは困る」。以前、宮崎がイランに行った時は、携帯も通じなかった。ブログ更新には致命傷だ。

　そのためにも、結果を残してアピールしたい。韓国戦で、宮崎は敗戦の重みを痛いほど味わった。「健闘の言葉はいらない。負けたら同じ」。５月の世界最終予選前に、アジアの頂点に立ち、北京五輪切符に弾みをつける。【吉松忠弘】

［2008年2月15日8時38分　紙面から］

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