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北島100平短水路日本新でV/競泳

男子100メートル平泳ぎ決勝を前にほおをふくらませ集中する北島
男子100メートル平泳ぎ決勝を前にほおをふくらませ集中する北島

<競泳:日本短水路選手権>◇初日◇23日◇東京辰巳国際水泳場

 水泳ニッポンが北京五輪も「北島効果」でメダルラッシュだ! 日本水泳陣が2種目の世界記録と8種目の日本記録をたたき出した。男子100メートル平泳ぎに出場したアテネ五輪平泳ぎ2冠のエース北島康介(25=日本コカ・コーラ)が、予選から自身の持つ日本記録を更新。北島は決勝でも記録を更新して1日2度の日本記録樹立した。

 1日2つの世界新記録は北島が導火線だった。男子100メートル平泳ぎ予選で、自身が05年に記録した日本記録を0秒06更新する57秒89でゴール。最初から全力で泳ぎ「(決勝は)世界新記録を目指したい」と宣言。五輪2冠王の闘争心が、他の選手たちに火を付けた。

 決勝は異例の記録ラッシュとなった。女子200メートル背泳ぎで北島と同僚の中村が、従来の記録を0秒38更新する2分3秒12の世界新記録をマークした。「北島くん(の記録)が刺激になった」。女子200メートルバタフライでは中西が従来の記録を0秒41も上回る2分3秒12の世界新。「負けていられない気持ちになった」と振り返った。

 日本水連の上野競泳委員長は「エースの北島が予選から記録を出したことで、みんなの士気が上がった」と話した。3日の東京都選手権をインフルエンザで欠場した北島の状態は決して良くなかった。そんな中での気迫の泳ぎが、日本競泳陣を発奮させた。

 04年アテネ五輪も北島の快進撃が、日本競泳陣に活力を与えた。03年の世界選手権で2種目で世界新記録を樹立し、今回と同じ04年2月の東京都記録会で100メートル平泳ぎで日本新記録を出した。勢いづいた日本勢は五輪本番では競泳戦後最多のメダル8個を獲得した。その4年前と状況が似てきた。北京五輪へも勢いづいた。

 北島を指導する平井コーチは「康介と2人で日本人の世界記録への意識を近づけられた」。この日、最後に決勝に臨んだ北島は世界記録に0秒15届かなかったが57秒62で、予選の日本記録をさらに更新。結局、8種目で日本新記録が出た。「(記録が)出過ぎでしょう。おかげで僕も気持ちが入った」。北島効果は長い時間をかけて日本競泳界を確実に底上げしている。【高田文太】

[2008年2月24日9時41分 紙面から]

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