桐蔭、東福岡に力負け／高校ラグビー

第８７回全国高校ラグビー大会

＜高校ラグビー：東福岡２９－１０桐蔭学園＞◇準決勝◇５日◇花園ラグビー場

　２年ぶりの決勝進出を狙った桐蔭学園は、東福岡に力負けした。前半開始早々のラインアウトからモールを形成し、最後はプロップ古賀がトライ。藤原監督が「今年のチームの特徴は和」と話す通り、組織の力で先制した。

　しかし中盤以降は防戦一方。３日の準々決勝で左ひざを負傷したＳＯ滑川のタッチキックも、肝心なところで切れない。相手ＢＫ陣に再三、カウンターを食らった。春の選抜大会（１５－１４）の再現はならなかった。

　ＦＢ仲宗根主将の父弘明さんは、スクールウオーズのモデルとなった８０年度大会決勝に大工大高ＦＢとして出場し伏見工に惜敗。同主将も決勝で伏見工との対戦を心待ちにしていたが「しょうがないっすね。経験を踏まえて下級生に頑張ってもらいたい」と初優勝の夢を後輩に託した。

［2008年1月6日9時21分　紙面から］

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