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尾道、県勢最多得点で発進/高校ラグビー

尾道右ロック鮫島が中央にトライする(撮影・加藤哉)
尾道右ロック鮫島が中央にトライする(撮影・加藤哉)

<高校ラグビー:尾道73-0平工>◇30日◇2回戦◇花園

 8強超えへ好発進-。第88回全国高校ラグビーは30日、大阪・近鉄花園ラグビー場で2回戦16試合が行われた。広島県代表の尾道は平工(福島)と対戦。前半だけで8トライを奪うと、FW、BK一体となった攻撃を見せ、計11トライの猛攻で73-0と快勝した。73得点は広島県勢の過去最多。元日には流通経大柏(千葉)と対戦する。勝てば2年連続の8強進出。その先を目指し、尾道フィフティーンはピッチを駆け抜ける。

 いきなりの出来事だった。キックオフ直後、相手ボールをターンオーバーし、左へ展開。最後はSH中西-CTB植木とつないで内側をフォローしたCTB下地がインゴールへ。開始から1分の先制トライだった。直後のキックオフからラックを作ると今度はNO小野が40メートルを独走。連続ノーホイッスルトライで相手の戦意を喪失させた。

 攻撃の手は緩めなかった。9分、10分、12分…。前半だけで8トライ。結局73得点の完封勝ち。文句なしの初戦突破だ。梅本監督は「前半はテンポがよかった。後半はリズムがあまりよくなかったが、相手をゼロに抑えたから100点です」と笑顔を浮かべた。

 15人一体のラグビーを支えるのが「W(ダブル)ハーフ」だ。本来のSH(スクラムハーフ)中西とSO森岡の位置が試合中、めまぐるしく入れ替わる。「テンポ」を大事にする中から生まれたアイデア。本格的に導入したのは、県予選終了後。花園に向けて仕上げてきた。FW・BKをつなぐSHを2人がこなすことによって、FWから出たボールをすぐに生かす。一瞬のロスをなくすため「近い方」がSHに入る。

 「Wハーフはウチの特徴。テンポを上げられる」と梅本監督。前チームのような強力FWではない。リズミカルにつないでいくこの日の11トライ中、BKが6トライを挙げたことが今季の尾道を象徴している。SH中西主将は「ウチはどんどん揺さぶっていくラグビーを目指しています」。

 元日は強豪・流通経大柏戦。夏の練習試合では完敗した。強力FWの流通経大柏を、早いテンポで切り崩す。【網孝広】

 [2008年12月31日12時38分 紙面から]


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