<高校ラグビー:青森北8-6国学院栃木>◇30日◇2回戦◇花園
Bシード青森北は8-6で国学院栃木に逆転勝ちし、花園チーム通算10勝目、青森県勢20勝目を挙げた。
「1回死んだ。おまえら生き返れや!」。試合直後、青森北の山崎久造監督(58)がほえた。まさかの接戦に、フィフティーンにも笑顔はなかった。
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出られない。平均体重で相手を約7キロ上回る自慢のFW陣が、国学院栃木の低く鋭いタックルにはね返された。後半残りわずか。1点差。焦りが増す。それでも徹底してFW戦。「ピーッ」。青森北がペナルティーキックを得た瞬間、歓声がわいた。
ゴール正面、キッカーのSO鈴木喜久(3年)は「ずっと体を張ってくれてたFW、BKのためにも、絶対に決めなければならなかった」との思いで後半27分、逆転のPGを確実に決めた。
いつも冷静なフランカー藤田哲啓主将(3年)でさえも、冷静さを欠いた。相手を高く持ち上げ突き落とす、反則タックルで人生初のシンビン(10分間の一時退場)。「(チーム全体)浮ついていた。声が出ていなかった」と振り返った。
山崎監督は「勝てるという気持ちが充満していた。私にも責任がある」と反省した。次戦は強豪の大分舞鶴。初戦、2戦目ともに、チーム最高の8強を勝ち取った02年度と同じ、験のいい組み合わせだ。難関突破へ-。まずは、チャレンジャーの気持ちに立ち返ることが必要だ。【三須一紀】


