豊田自動織機が2度のシンビン(10分間の一時退場)に泣き、首位撃破を逃した。6-7と1点を追う前半11分にSHジョノ・ヒッキー(27)が危険なタックルでシンビン。数的不利な状態で主導権を握られ、後半21分にもロックケイデン・ネビル(29)に反則の繰り返しでイエローカードが提示された。

前節は敗れたものの、サントリーに24-35と善戦。それだけにレオン・ホールデン・ヘッドコーチ(47)は「神戸製鋼のような強いチームに2枚のイエローカードをもらうと勝てない。非常に残念なゲーム」と渋い表情。勝ち点12のレッドカンファレンス(紅組)6位だが、4位NECとは同2差で、上位4チームが進出する決勝トーナメント(T)の可能性を残す。

指揮官は「アウェーゲームが続いたが、来週は第2のホームである名古屋。前日、自分のベッドで寝られるので、少しは変わるかな」とコンディション面でのプラス要素にニヤリ。20日トヨタ自動車戦(愛知・パロマ瑞穂ラグビー場)に集中し、逆転での決勝Tを目指す。