ヤマハ発動機は52-17でキヤノンを破り、決勝トーナメント(T)進出を決めた。勝ち点は24。リコーに敗れたパナソニックの勝ち点22を上回り、白組の首位に浮上した。

矢富兄弟が躍動した。前半38分、中央のラックからパスを受けた弟のWTB矢富洋則(22)が、インゴールに飛び込み、リーグ初出場初トライを決めた。後半29分からは、兄のSH勇毅(33)が出場。同35分、パスフェイントで相手をかわし、ロック大戸裕矢(28)のトライをアシストした。ヤマハ発動機では、17年12月9日のコカ・コーラ戦で西内勇人、勇二兄弟が出場しており、2組目の兄弟同時出場。洋則は「めっちゃうれしいです。周りが自分たちを見て笑ってる気がしましたが、また一緒に出たい気持ちが強くなりました」と喜んだ。

次はリーグ最終節で、白組3位リコーと対する(20日、大阪)。同2位以上で、決勝T1回戦の開催地選択権が得られる。リコーとの勝ち点差は5。負ければ3位転落の可能性もあるが、狙うは勝利しての首位進出だ。【大野祥一】