対抗戦で8年ぶりに帝京大を破った明大の田中澄憲監督(42)は「久しぶりに勝利したことは、自信になる」と満足そうに話した。試合開始早々からスクラムで圧倒し、前後半に1トライずつ奪う快勝。SH福田健太主将(4年)は「勝ててホッとしている。慶大戦(4日)に敗れた後、課題に向き合ってやってきたのがよかった」と話した。

今年1月の大学選手権決勝は20-21と1点差で敗れた。「今季は、その悔しさを持ってスタートした」と福田主将。4月に札幌で行われた春季大会、8月の菅平に続いて3連勝だが、田中監督は「帝京は敗戦をエネルギーに代えて、もっともっと強くなる。我々はそれ以上に強くならないといけない」と大学選手権での再戦を目指して言った。

帝京大の8連覇を阻止して1敗を守った。残る早大戦に勝てば1位になる可能性もあるが「対抗戦の順位は気にしていない」と福田主将。「大学選手権優勝の目標はぶれていません」と力強く話した。