ラグビー・ワールドカップ(W杯)の優勝トロフィー「ウェブ・エリス杯」が2日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドでお披露目された。同地で行われた小学生以下3チームの交流試合終了後に持ち込まれ、参加した約260人の子供たちは、目を輝かせて見入った。

来年のW杯日本開催をPRするイベントで、ヤマハ発動機のSH吉沢文洋(27)とFL広川翔也(23)も参加。トロフィーを目前にして吉沢は「感激です」、広川も「こんな近くで見られる機会はめったにない。自分も感激しています」と言葉をそろえた。終盤には、大会公式マスコット「レンジー」が登場。子供たちは「かわいい!」「大きい!」などと続け、笑顔を見せた。

イベント終了後、静岡ラグビースクール所属の白鳥皓大(こうた)君(有度二小6年)は、トロフィーについて「テレビで見ていたものより大きくて驚いた。将来日本代表に入り、W杯を優勝して、手に取ってみたい」と力を込めた。

「ウェブ・エリス杯」は高さ472ミリ、重さ4・5キロ。純銀製で金箔(きんぱく)に覆われている。現在世界ツアー中で、今月中にネパールへ移動。来年6月に、再び日本へ帰ってくる予定だ。【河合萌彦】