ラグビーの日本選手権を兼ねたトップリーグ準決勝が今日8日に行われる。3連覇を目指すサントリーは東京・秩父宮でヤマハ発動機と、15年ぶりの優勝を狙う神戸製鋼は大阪・花園でトヨタ自動車と対戦する。

サントリーは都内で約1時間の最終調整。日本代表フランカー西川征克(31)は、ヤマハが得意とするセットプレーをポイントに挙げ「向こうはフィジカル勝負でくると思うが、そこで負けないことが重要。80分間、根負けしないように戦いたい」と意気込んだ。

今年6月に日本代表初キャップを獲得。11月の強豪イングランド戦でもピッチに立つなど、飛躍のシーズンを送る。派手さはないが、持ち味の運動量と一瞬の隙を逃さず相手ボールに絡みつく“仕事人”にチームの信頼は厚い。遅咲きの31歳は「サントリーでやってきたことが代表にもつながった。自分のできるプレーに徹したい」と静かに闘志を燃やした。