関東対抗戦3位の慶大が関西3位の京産大に粘り勝ちし、3大会連続の8強入りを決めた。

22日の準々決勝(東京・秩父宮)は関東対抗戦優勝(今大会は2位枠)の早大とぶつかり、11大会ぶりに全国大学選手権で「早慶戦」が実現する。

慶大は前半7分、SO古田京(4年)が力強い突破から先制トライ。前半を21-12で折り返したが、後半は京産大の反撃で1点差に迫られた。

それでも後半20分からモールで立て続けに2本のトライを奪い、古田は「タフな時間は予想していた。あの時間をこらえられたのは、大きなプラスになる」と地力を示した。

次戦は対抗戦で敗れた早大との顔合わせになる。医学部に在籍する文武両道の主将は「中5日でワセダが待っている。リベンジしたい」。

金沢篤ヘッドコーチも「スタイルは変わらない。勝つラグビーをしたい。窮地に陥った時にスタイルを出せるか。それをしっかり出せられれば」とキーポイントを挙げた。