日本ラグビー協会は17日、世界ランク11位の日本代表が、来年9月6日にワールドカップ(W杯)会場の埼玉・熊谷ラグビー場でW杯2度優勝の同5位南アフリカ代表と、19年W杯日本大会に向けた壮行試合を行うと正式発表した。

歴史的3勝を挙げた15年W杯で、日本が34-32で番狂わせを起こした試合以来の対戦となる。ジョセフ・ヘッドコーチは「15年の感動の再現を期待する声も多いと思う。残り9カ月間、努力を積み重ねていく」とコメント。都内で会見した薫田強化委員長は、3~5月には、日本代表を中心に構成したチームで、ニュージーランド、オーストラリアへの遠征を行い、スーパーラグビーの下部チームと6試合を行う予定と説明。7~8月はパシフィック・ネーションズカップ(3試合)に出場する。

会見では19年W杯に向けた第3次トレーニングスコッド(候補選手)38人も発表された。15年W杯メンバーの真壁、立川らが外れた。暴行事件で公判中のマフィも見送られた。候補選手は全員がスーパーラグビーの日本チーム、サンウルブズと契約する予定で、主に日本代表のジョセフHCが指導。来年2月3日から合宿を重ね、ブラウンHCが率いるサンウルブズとも連携しながら、実戦を積んでいく。