神戸製鋼を18大会ぶりの日本選手権優勝に導いたオーストラリア代表BKアダム・アシュリークーパー(34)が今季限りで退団することが19日、分かった。17~18年シーズンに神戸製鋼へ加入。昨秋には代表復帰を果たして、キャップ数を117に積み上げた。今後はスーパーラグビーのワラターズ(オーストラリア)入りが有力視されている。

この日、チームはトップリーグ杯5位決定戦(名古屋・パロマ瑞穂ラグビー場)で東芝に28-33と逆転負けし、6位で今季の全日程を終了。アシュリークーパーは日本一となった18年12月15日のサントリー戦後に日本を離れており、出場しなかった。

2季在籍した神戸製鋼では、15年W杯決勝などでしのぎを削った元ニュージーランド代表SOダン・カーター(36)に公私両面で助言を送るなど、チーム内での信頼も厚かった。カーターは来季が2年契約の2年目となっている。