優勝候補アイルランドから歴史的勝利を挙げ、開幕2連勝としたラグビー日本代表が9月30日、ワールドカップ(W杯)1次リーグ第3戦、サモア戦(愛知・豊田スタジアム)に向け、都内で練習を再開した。

A組は30日で全チームが2試合を消化、唯一2勝の勝ち点9で日本はトップ、サモアから勝ち点5を得たスコットランドが3位に浮上した。これで、日本はリーグ最終のスコットランド戦にベスト8入りをかける可能性が高くなった。

アイルランドがロシアとサモアから勝ち点5ずつ奪えば、勝ち点16で2位以内が確定。日本が3戦目でサモア、スコットランドはロシアと対戦する。どちらも勝ち点5を奪えば日本14、スコットランド10で直接対決となる。日本が有利なことは間違いなく、勝つか引き分ければ1位突破。敗れても、ボーナスポイント(BP)次第では勝ち点でスコットランドを上回りベスト8進出が決まる可能性がある。

◆1次リーグ順位決定方法 各組上位2チームが決勝トーナメントに進出する。勝ち=4点、引き分け=2点、負け=0点の勝ち点制で争う。4トライ以上、7点差以内の敗戦には、それぞれボーナスポイント1点が加算される。勝ち点が並んだ場合は(1)直接対決(2)得失点差(3)トライ数差(4)得点数(5)トライ数で決着。ここまで並んだ場合、前回は世界ランキング上位チームが上位だったが、今回は抽選となる。