ラグビーの国際統括団体ワールドラグビーとW杯日本大会組織委員会は13日、同日の日本-スコットランド(午後7時45分、日産スタジアム)を予定通りに実施すると発表した。台風19号による影響を慎重に検討した結果、試合開催が可能と判断した。

同委員会の嶋津昭事務総長は「台風19号が日本列島を縦断し、各地で甚大な被害がでています。被災された皆様には、心よりお見舞い申し上げます。ラグビーワールドカップは9月20日の開幕以来、日本中で大きなご支持をいただき、本試合の開催についても多くの声をお寄せいただきました。大会を応援してくださる皆様からのご期待に応えるべく、実現を目指してご尽力いただいた開催自治体の方々、会場復旧に携わる関係者の皆様にここに改めて感謝を申し上げます」と、W杯日本大会の公式ホームページにコメントした。

アイルランドが決勝トーナメント(T)進出を決め、残る1つの枠は日本とスコットランドに絞られている。日本はスコットランドに勝てば1位突破。引き分けでも勝ち点16でアイルランドと並ぶため、直接対決の結果によって1位での決勝T進出が決まる。

仮にスコットランドに敗れた場合は複雑。4トライ以上を奪っての7点差以内負けならボーナスポイント(BP)2が入り、勝ち点16で1位が決まる。BP1で勝ち点15としても、スコットランドにBPがなければ14でアイルランドに次ぐ2位での決勝T進出。ただし、ともにBPなしやBP1ずつでスコットランドと勝ち点が並んだ場合は、直接対決の結果によって3勝1敗での敗退となる。