日本ラグビー協会はこのほど、来年6月に開催するジュニア世界選手権の大会概要を発表した。日本で世界規模の国際大会を実施するのは初めて。2015年か19年のW杯招致を目指している日本協会にとって、大きな試金石となりそうだ。
最もアピールしたいのは競技会場や宿泊施設の設備環境、交通機関の利便性などの点。W杯招致が成功した場合に使用予定の秩父宮、花園など5会場の快適さを国際ラグビーボード(IRB)に印象づけていく戦略だ。
ボランティアを大量動員して運営に参加させ、ファンと選手との交流の場も設けて日本のラグビー文化を強調していく方針。日本協会の真下昇専務理事は「最高の環境と競技場を用意する。世界に日本のラグビーを発信したい」と腕を鳴らす。
集客力不足の問題は大きな減点材料にはならないもようだ。ことし6月に英ウェールズで開催された第1回大会の観客数は、40試合で7万人程度だった。決勝はニュージーランド―イングランドの好カードでも8000人にすぎなかった。真下専務理事は「このレベルの大会では全試合で満員にすることは期待されていない。日本の試合や準決勝、決勝でいっぱいになればいい」と強気な姿勢だ。
15年と19年のW杯開催地が決まるのは大会翌月の来年7月。ライバルのイングランドなどに比べて劣勢が予想される日本にとって起死回生の大会とできるか。(共同)



