関東大学ラグビーの対抗戦は全勝同士でぶつかる23日の早大-慶大が優勝を懸けた大一番となった。早大は機動力、慶大は堅守と、ともに伝統のスタイルで5連勝。勝てば早大は2年ぶり、慶大は9年ぶりの覇権奪回となる。前売り券は完売で、超満員の観客の前で熱戦が期待される。
早大は長短のパスで攻撃を展開し、5試合で50トライと攻撃力は圧巻。CTB村田大は「試合ごとに密集からの球出しが早くなり、相手が防御態勢を敷く前に攻められるようになってきた」と手応えを話す。
決戦でもやや優位に立つとみられるが、FB田辺は「早慶戦は下馬評や理屈は関係ない。ラグビーの原点である激しさや人間性の勝負になる」と顔を引き締める。
慶大は相手を一発で倒す「魂のタックル」が健在で、プロップの川村は「守備で前へ出られれば慶大が有利。守りからペースをつかみたい」と言葉に力を込める。
鋭いタックルで相手の攻撃を分断し、球を奪って攻守を切り替える。バックスは決定力が高く、5試合中4試合でトライをマークしているWTB三木は「チームも自分も万全。早慶戦が楽しみで、観客として見たいくらい」と充実の笑顔だ。
早慶戦はこれまでにも数々のドラマを生んできた。1984年と99年には慶大が歓喜の優勝を飾り、2001年には早大が慶大の3連覇を阻んでいる。ライバルの長い歴史に、ことしはどんな1章が加わるか。(共同)



