<日本ラグビー選手権:帝京大74-3タマリバクラブ>◇1回戦◇6日◇東京・秩父宮ラグビー場

 大学王者の帝京大が、クラブ王者のタマリバクラブに圧勝した。前半5分、昨年10月24日の対抗戦・成蹊大戦以来の先発となったWTB伊藤拓巳(3年)が先制トライ。以降、前後半で計12トライを挙げる猛攻を見せた。岩出雅之監督(52)は「前半はもたついたが、後半は修正できた。次の東芝戦へ向けて、いい反省ができた」と話した。

 2回戦ではトップリーグ(TL)強豪の東芝と対戦する。岩出監督は「ギャップが大きい。学生王者がTLのどのくらいの位置の力なのかを、知りたい気もする」と話した。フランカー吉田光治郎主将(4年)は「学生王者として、おごりを持たず、誇りと責任を持って戦う。自分たちの力がどれくらい東芝に通用するか楽しみ」と意気込んでいた。