<ラグビー・トップリーグ:サントリー67-3神戸製鋼>◇第11節◇3日◇東京・秩父宮ラグビー場

 2連覇を狙うサントリーが上位4チームで争うプレーオフ進出を決めた。神戸製鋼から9トライを奪い、67-3と大勝。9勝2敗の勝ち点46とし、暫定2位に浮上した。4試合ぶりに先発した入社2年目のSO曽我部佳憲(24=早大)がキックパスなどを織り交ぜ、今季チーム最多得点を演出した。神戸製鋼は7勝4敗で勝ち点は34のまま。トヨタ自動車は日本IBMを47-20で下して、6勝5敗の勝ち点31となった。

 曽我部は昨年末のサテライトリーグ(2軍戦)のNEC戦での活躍が評価されての先発起用だった。神戸製鋼の守りの穴を突く好キック、巧みなパスなどで試合を組み立て、自らも1トライ。「キックコントロールは自分の武器。思っていた通りのプレーができた」と笑顔で振り返った。清宮監督も「今季ベストゲーム。曽我部は防御が課題だったが、タックルミスもなくよくやった」とほめた。

 強い早大を復活させた清宮監督に育てられ、3年時には大学選手権優勝に貢献した。入社して2年目。精神的にも成長した。大学時代は試合のことを考えると、寝付けないほどだったが、チームのメンタルトレーナーからリラックスすることの大切さを学んだ。「あまり考えすぎないようにしている。試合を崩さず、チームの良さを引き出していきたい」と言う。自然体で臨んだ今季、結果を残し始めた。チーム内の競争は激しいが、連覇に欠かせない戦力だ。