<ラグビー・トップリーグ:三洋電機55-9NEC>◇第11節◇4日◇群馬・太田市陸上競技場
三洋電機がNECに55-9と快勝し、無傷の11連勝、勝ち点54で首位を堅持した。1トライを挙げた右WTB北川智規(25=関東学院大)が今季通算11トライで単独トップに立ち、チームの初優勝とともに3年連続最多トライゲッターの偉業に挑む。東芝はコカ・コーラウエストを31-19で下して10勝1敗の勝ち点49。三洋電機、サントリーに続いて上位4チームで争うプレーオフ進出を決めた。
三洋電機は後半に6トライを挙げて突き放した。口火を切ったのが北川だった。同4分、敵陣ゴール前15メートルの地点でCTB榎本主将からパスを受け、右隅に飛び込んだ。「今季、11個目のトライです」とアナウンスされると、大きな拍手が起きた。
リーグ戦も残り2試合。通算11トライで単独トップに立った北川は「トライは1人では取れない。チームのトライです。だから価値があるし意味もある。3年連続トライ王は狙う」と言った。2年時に大学日本一に貢献した関東学院大から入社して3年目。一昨季は19、昨季は14とトライを量産し、07年W杯にも出場した。今季は脱臼癖のある右肩を手術し、始動は夏合宿からだったが、ブランクを感じさせない活躍だ。
チームは主軸のSOブラウンが膵臓(すいぞう)を痛めて離脱した。それが結果的にはチームに一体感をもたらした。「ボールをもらったらゴールラインを切る、それだけ」と話した。スピードを支えるスパイクは大学3年から使い、1度も変えていない。「足になじんでいるというか手放せない。でも、もう限界かな」と笑った。【三角和男】


