日本が悲願のラグビーW杯初開催に大きく前進した。W杯の運営管理を行うW杯リミテッド(RWCL)は6月30日、15、19年大会開催に立候補した日本、イングランド、イタリア、南アフリカの4協会の実施計画の分析結果をまとめ、国際ラグビーボード(IRB)の各理事に15年はイングランド、19年は日本を開催地に推薦した。

 2大会の開催地は7月28日のIRB理事会で正式に決定する。RWCLの推薦がIRB理事会で否決された場合は、4協会を対象に投票で開催地を決める。ただ、RWCLの推薦が理事会で覆る可能性は低いという。日本は11年大会誘致でニュージーランドに敗れたが、2度目の挑戦でアジアでは初の開催が有力となった。

 日本は「ラグビーのグローバル化、アジアでの普及」を訴え、実施計画書には香港、シンガポールを試合会場に盛り込んだ。6月に日本で開催されたU-20世界選手権での運営能力も高い評価を受け、追い風になったようだ。問題はIRBが開催地に義務づけている拠出金の捻出(ねんしゅつ)。19年大会は9600万ポンド(約153億円)となっている。財政面における政府保証を得られていない日本がこの難題にどう取り組むかが、今後の焦点になっていきそうだ。