早大4連勝、ノートライ勝利/ラグビー
<ラグビー・関東大学リーグ:早大6-3帝京大>◇10月31日◇対抗戦◇東京・秩父宮ラグビー場
早大が昨季敗れた帝京大から、対抗戦では22年ぶりのノートライ勝利を挙げて4連勝を飾った。6-3とお互い、PGによる得点だけ。帝京大のキック戦法に付き合い、武器の展開攻撃は不発に終わったが、2年ぶりの優勝に向けて第1関門を突破した。2勝2敗となった帝京大は、優勝争いから後退した。
昨季のリベンジを果たした早大の中竹監督に笑顔は見られなかった。今季3試合で38トライを量産した展開ラグビーがノートライ。同監督は「うちのやりたいラグビーをやらせてもらえなかった。0点に近い内容」と振り返った。FW8人中、6人が体重100キロ台の重量FW相手にスクラムは互角だったが、ブレークダウン(密集でのボール争奪戦)の激しさに思うような球出しができなかった。
3-3で迎えた後半32分、PGチャンスを得たが、スクラムを選択した。WTB早田主将は「最初はPG狙いだったが、FWから絶対行けると声が上がった」と言う。結果は裏目に出た。38分に再び、PGを狙える位置に。今度は勝利にこだわり、PGを成功させた。昨季はスクラムで圧倒され、対抗戦での連勝を53で止められた。プロップ山岸は「きょうはいいスクラムを組んでいたし、去年の借りを返そうという意識があった」と話した。
対抗戦でのノートライは、6-19で負けた00年度の帝京大戦以来。ノートライでの勝利となると、87年度の筑波大戦以来(3-0)となる。この時は対抗戦、大学選手権、日本選手権を制した。データでは吉兆だが、中竹監督は「FWは五分だったので圧勝しないといけない」と厳しい表情。ただ、苦戦しても負けない底力を見せたのも確かだ。選手たちは試合後、ブレディスロー杯を観戦。世界のプレーを目の当たりにし、気持ちを新たにしていた。【三角和男】
[2009年11月1日9時55分 紙面から]
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