<ラグビー・テストマッチ:日本代表46-8カナダ代表>◇15日◇宮城・ユアテックスタジアム仙台

 杜の都がラグビーに沸いた。日本代表がカナダ代表に圧勝。仙台育英出身のPR畠山健介(24=サントリー)もフル出場し、観衆6164人の前で躍動した。19年W杯の開催候補地となっている仙台について「楽天、ベガルタ仙台に負けないよう、ラグビーも盛り上げたい」と地元の競技熱向上に一役買うことを誓った。

 フル出場で地元ファンの期待に応えた。気仙沼市出身で、高校時代は仙台育英で腕を鳴らした畠山。スクラムなどの接点でFWとしての役割を果たし、トライをアシストした。日本代表として地元での試合は初めて。「仙台でできて良かった。楽天、ベガルタの勢いをラグビーにも伝えていきたい」と笑顔で話した。

 試合後、大勢のファンにサインを求められる人気ぶりをよそに、畠山は冷静な目を持ち続けた。「宮城はまだラグビーの途上国。人気向上や普及のためにも宮城、東北出身の選手が代表に入って盛り上げないと」と厳しい表情で話した。

 両親も地元への貢献を喜んだ。「地元に恩返しがしたい、と本人も言ってました」と母幸子さん(53)。10年後のW杯について畠山は「モチベーションが上がる。ユアスタは良いグラウンドだから招致に良い影響を与えると思う」とエールを送った。【三須一紀】