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最年少主審へ過激な非難/W杯ラグビー

 優勝候補筆頭のニュージーランドが準々決勝でフランスに敗退し、思わぬ余波が起きた。主審を務めたウェイン・バーンズ氏に対し、インターネット上で「リンチせよ」「殺人予告」などの過激な非難が相次いだ。

 バーンズ氏はイングランド出身の28歳。大会本部の発表した資料によれば、ユース世代の世界選手権での主審経験はあるが、W杯で笛を吹くのは今大会が初めてで、最年少の主審になるという。

 問題とされているのは、CTBマカリスターが故意の妨害でシンビン(一時退場)を取られたプレーと、トライにつながるスローフォワードを見逃したとされる点だ。

 どちらも微妙な判定だったが、ニュージーランド協会は「あのジャッジには非常に疑問を感じる」とかみつき、事が大きくなった。ロイター電によれば、ニュージーランドの地元メディアも怒り心頭で「W杯史上で最低の主審」「イングランド人がニュージーランドの心を砕いた」などと批判したという。

 国際ラグビーボード(IRB)も看過できず、公正な判定だったと擁護する声明を発表。バーンズ氏はコメントしなかったが、パディ・オブライエン審判部長はスローフォワードを認めながらも、敗因ではないと主張。「ウェインには非難に耳を貸さないように言った。ミスをしない主審なんていない。彼はおおむね、いいジャッジをしている」。権威の失墜したラグビー王国に沈静化を求めた。(パリ共同=福田茂)

[2007年10月16日6時56分]

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