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日本想定内の大敗/W杯ラグビー

<W杯ラグビー:オーストラリア91-3日本>◇8日◇1次リーグ◇B組◇フランス・リヨン

 日本が優勝候補に惨敗した。1次リーグ(L)B組初戦で日本は、前回準優勝のオーストラリアに3-91で大敗した。前半は速い防御で抗戦して23失点で折り返したが、後半は実力差から大量失点。計13トライを許して、日本のW杯史上ワースト2位の91失点。攻撃はPG1本だけのノートライに終わった。ジョン・カーワン・ヘッドコーチ(HC=42)率いる日本は12日の次戦で、W杯通算2勝目を狙いフィジーとトゥールーズで対戦する。

 日本は序盤、好スタートを切った。必死の防御でオーストラリアの攻撃をしのいだ。勝てる可能性と次戦まで中3日という試合間隔を考え、2チーム分担制で臨むジャパン。この試合は控えメンバーで臨んだが、意外な踏ん張りに相手国サポーターからも大きな拍手が起こった。

 開始1分には自陣ゴール前でフランカー渡辺の激しいタックルで相手ボールを奪った。5分にもWTB北川がカウンターを仕掛けて大きく前進。ボールを一方的に支配されながら、9分にPGで先制されるまで熱戦を展開した。

 「ボールキープを大事にして、競る試合をしていきたい。今までやってきたことを全部出したい」。カーワンHCが構築してきた「世界一速いDF」は日本人特有の素早さを生かした速い出足と鋭いタックル。体力がある前半は機能した。

 それでも同18分にモールを20メートル押し込まれてロックのシャープに初トライを許すと、流れは一気にオーストラリアに。23、30分と展開攻撃で連続トライを献上。スタンドではワラビーズ(オーストラリアの愛称)の声援が鼓笛隊の音楽に乗って、大きく響いた。37分にはSO小野の左中間40メートルPGでようやく今大会初得点。3-23として前半を折り返した。

 後半に入ると運動量が落ちた。タックルが甘くなり、猛攻にさらされた。開始50秒にゴールラインを割られたのをきっかけに、一気に10連続トライを許した。屈辱の3ケタ失点は免れたものの、前後半通じて合計13トライを奪われる完敗。91失点は日本のW杯史上2番目のワースト記録で、ノートライはW杯3度目だ。ベストメンバーの相手が予想通りの強さを発揮したとはいえ、フランスの秋風が身に染みる試合となった。

[2007年9月9日9時22分 紙面から]

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