日本がウェールズに惨敗/W杯ラグビー

- 相手選手を阻止しようとする渡辺(左)と大西(AP=共同)
<W杯ラグビー:ウェールズ72-18日本>◇20日◇1次リーグ◇B組◇カーディフ
【カーディフ(英国)21日=大池和幸】日本がウェールズに18-72で惨敗した。攻守に圧倒されて計11トライを許した。3連敗となり、6大会連続の1次リーグ敗退が決定。次大会出場権が得られる3位の可能性も消えた。この結果に日本協会首脳はトップリーグのプロ化など、ジャパン強化へ抜本的改革を示唆した。4位以下が確定した日本は25日の最終カナダ戦で16年ぶりW杯勝利を目指す。
日本は新たな歴史を刻めなかった。後半ロスタイムに11個目のトライを奪われると、選手たちはへたり込んだ。W杯13連敗で史上3番目の大量失点。NO8箕内主将は「(目標の)2勝が達成できず悔しい。ウェールズのような強いチームとは差がある」とうめいた。
強化してきた守備が崩壊した。グラウンドを広く使い、スペースをつく相手に対応できなかった。「ミスタックルとターンオーバーが敗因」とカーワン・ヘッドコーチ(HC)。攻めても敵陣でボールを失い、手薄になった防御ラインを次々と突破された。
相手は15日のオーストラリア戦のベスト布陣から先発10人を入れ替えた。カーワンHCは全員の部屋に「ウェールズは我々に対してノーリスペクト。武士道精神で必ず相手を撃破しよう」と直筆メッセージを届けたが、気持ちだけで埋められない大きな差があった。
6大会連続1次リーグ敗退に、日本ラグビー協会の真下昇専務理事(68)は「トップリーグをプロリーグにしたり、例えばスーパー14(南半球の世界最高峰リーグ)の中に日本チームを組み込んだりしないといけない」と高い環境での全体強化の必要性を力説した。「勝ってポジティブに終わりたい」とカーワンHC。次は最終カナダ戦。せめて1勝して日本に戻りたい。
[2007年9月22日9時33分 紙面から]
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