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南アフリカが世界制覇/W杯ラグビー

決勝で激しくタックルする南アフリカのバーガー(右)(AP=共同)
決勝で激しくタックルする南アフリカのバーガー(右)(AP=共同)

<W杯ラグビー:南アフリカ15-6イングランド>◇決勝◇20日◇フランス・サンドニ

 南アフリカがイングランドを15-6で下し、95年第3回大会以来、3大会ぶり2度目の優勝を飾った。激しい攻防で両チームともノートライ。南アフリカは、105点で得点王に輝いたFBパーシー・モンゴメリ(33)の4PGなど5PGを確実に決め、競り勝った。史上初の2連覇を狙ったイングランドはSOジョニー・ウィルキンソン(28)の2PGに終わった。11年第7回大会はニュージーランドで開催される。

 FBモンゴメリの左足が南アフリカを再び、世界の頂点に導いた。前半7分、ゴールポスト右20メートル地点から先制PG。9-6と3点差に詰め寄られた後半9分にも、この日4個目のPGを成功させた。2回のDGを失敗したイングランドのSOウィルキンソンとは対照的。精密機械のようなキックは最後まで光を失わなかった。

 「最高だ。勝つために、できることをやり続けた」。94キャップと南アフリカ最多キャップ保持者ともなった33歳は、満面の笑みで振り返った。試合途中に右足を痛めたり、勢い余ってテレビカメラに激突する場面もあったが、フル出場。相手の反則は確実に得点へつなげた。攻め込まれても正確なキックで地域を取り返す。チームの最後方でキック処理もミスがなく、モンゴメリの存在はチームに安心感を与えていた。

 初優勝した95年大会決勝と同じように、ノートライで栄冠をつかんだ。鬼気迫るようなすごみのあるタックルを続けた。ホワイト監督は「喜びをどう表現したらいいのか分からない。勝因はディフェンス。チームを誇りに思う」。フッカーのスミット主将は「イングランドは1次リーグ(36-0)とは別のチームで、ナイフの上で戦っているようだった」と話した。

 ロングキックと強力FW。BK陣にも100メートルを10秒2で走るWTBハバナら、スピードのある選手がそろった。ニュージーランド、オーストラリアの地域代表で争うスーパー14の今季決勝は、史上初めて南ア勢同士の対決となった。W杯の主力はその決勝に出たメンバー。優勝する力は備わっていた。

[2007年10月22日9時18分 紙面から]

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