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鈴木返し技でまさか/世界柔道

- ジリンスカス(下)に大外刈りを返され敗れた鈴木(共同)
<柔道:世界選手権>◇13日◇男子100キロ級◇ブラジル・リオデジャネイロ
まさかの結末に前回王者鈴木の顔がゆがんだ。鮮やかな大外刈りで相手の背中が間違いなく先に畳に落ちた。だが、倒れた相手に引っ張られ、鈴木も倒れる。判定は返し技による1本負け。「世界選手権は選手の人生を左右する大会。そこであの判定では…。きれいに投げられて負けた方がすっきりした」とあきらめきれない表情を浮かべた。
主審は鈴木の1本勝ちを宣告したが、副審とビデオを見て取り消した。全柔連の上村専務理事は「(井上と)比べるものではないが、(鈴木)桂治のは微妙だった」と振り返った。鈴木は「僕のキメが甘いと言われたらそれまで。そこを修正しろと言われたらそれまで」と必死に怒りを抑えるしかなかった。
1回戦を1本勝ちし03年大会、04年アテネ五輪、05年大会に続く世界大会「4連覇」へ好スタート。2回戦では「3分以降が勝負だと思っていた」と狙い通りの試合運びだったが、思わぬ落とし穴が待っていた。
五輪出場権すら逃した現状に「今後は権利を取ることも大事。石井や穴井もいるので厳しい選考会になると思う」と気を引き締めた。不満の残る判定で世界大会17戦目の初黒星。この悔しさは北京で晴らすしかない。
[2007年9月15日9時17分 紙面から]
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