全日本柔道連盟の吉村和郎強化委員長は30日、世界選手権で複数階級が実施されるようになった1965年以降で初めて金メダルなしに終わった男子の指導体制について「(2012年ロンドン五輪まで)変わらない」と述べ、篠原信一監督の責任を問わない姿勢を示した。

 重量級元世界王者の同監督は、日本代表コーチを経験せず昨年11月に就任。吉村委員長は「監督は精いっぱいやったと思う。1年もたっていないので、選手をまず把握することが大事。これから自分のカラーに染めないといけない」と長期的な視点で期待した。