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世界水泳

佐藤100自で日本新49秒22/世界競泳

日本新記録を出した佐藤久佳(撮影・神戸崇利)
日本新記録を出した佐藤久佳(撮影・神戸崇利)

<世界競泳:男子100メートル自由形決勝>◇2日目◇22日◇千葉県国際総合水泳場

 男子100メートル自由形予選で、佐藤久佳(20=日大)が49秒22の日本新記録を樹立した。自身が4月の日本選手権で出した記録を0秒1更新。決勝こそ49秒81の5位に終わり課題も残ったが、世界に水をあけられている同種目でまた1歩、前進した。

 掲示板を見上げながら、佐藤は唇をかんだ。表彰台に届かない5位。目指した48秒台にも及ばなかった。1位が49秒38にとどまり、予選で出した日本記録なら優勝も見えていた。それだけに「勝負を意識してタイムも意識して、欲を出しすぎて力んでしまった」。逃したチャンスを惜しんだ。

 “経験不足”だった。05年世界選手権では予選26位で落選するなど、世界大会で決勝に進んだことはない。力が入り過ぎて、最初の50メートルは予選より遅れた。「分析を見ると、1ストロークの距離も落ちていた」と独特の頭が低い泳法の良さが失われていた。

 それでも世界にはまた1歩近づいた。予選での49秒22は、今春世界選手権予選で8位に相当する。ただ、日本選手が1人も進んだことがない決勝へは48秒台が最低条件。それが分かっているからこそ「9月の日本学生選手権でもう1回48秒台を狙いたい」と力を込めた。北京五輪で勝負。そのために、佐藤の挑戦は続く。【今村健人】

[2007年8月23日9時19分 紙面から]

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