<水泳世界選手権:競泳>◇29日◇イタリア・ローマ
失望から一夜で立ち直り、本領を発揮した。前日の男子200メートル自由形で2位に終わった北京8冠のマイケル・フェルプス(米国)が同200メートルバタフライを1分51秒51の世界新記録で制し、個人種目では今大会初の金メダルを獲得。「過ぎたことは忘れて集中できた。うれしい」と晴れやかに笑った。
「僕の十八番」という得意種目だ。2001年、15歳で初めて世界記録をマークして以来、今回が7度目の更新。「去年から1分52秒を切りたかった。がむしゃらに行った」と顔を紅潮させた。
決勝では、他の7人が新型高速水着を着用したが、腰からすねまでのレーザー・レーサー(LR)を着て勝った。前日、バウマン・コーチが新型高速水着が競技の場から消えるまでは国際大会の出場を見合わせる可能性を示唆したが、フェルプスは「僕はこれ(LR)が泳ぎやすい。ほかに言うことはない」と貫禄(かんろく)を示した。


