競泳の世界選手権日本代表の全選手が3日、日本水連名誉会長の古橋広之進さん(享年80)に弔意を表すため、亡くなった2日から遺体が保管されているローマ市内の病院を訪れた。遺体のある霊安室への入室はできなかったが、病院の外から手を合わせるなどして弔意を表した。平井ヘッドコーチは、2日に「僕らと一緒に世界選手権を戦ってくれて亡くなられたと思っている」と、悲痛な面持ちで語っていた。

 今後は日本水連の佐野会長らが、遺族のもとを訪れて報告する。遺体は国際水連が早期帰国のため尽力しているが帰国日は未定。また「フジヤマのトビウオ」と呼ばれた古橋さんの急死は、地元イタリアのガゼッタ・デロ・スポルト紙でも「Pesce

 Volante(ペッシェ・ボランテ=飛び魚)として有名なフルハシが亡くなった」と伝えられた。