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注目選手

関大ラグビーの攻撃、守備の要関大・畑中進吾(ラグビー・3年・東海大仰星)
関大・畑中進吾(ラグビー・3年・東海大仰星)

 関大の攻撃、守備の要ともいえるCTB畑中。一年生のときからレギュラーとして、多くの活躍をしてきた。力強いタックルでチームを盛り上げ、突破力で相手のデフェンスを突き破る。またラグビーに関する知識も豊富で、的確な判断で相手を翻弄する。09年度に高校日本代表にも選ばれた彼には、関学大に高校時代同じチームでプレイした双子の兄を持つ。関大の持ち味である固い守りがどれだけ、関学に通用するのか。彼に懸かっているといっても過言ではない。

体を張ったプレーでけん引関学・春山悠太(ラグビー・4年・天理高校)
関学・春山悠太(ラグビー・4年・天理高校)

 昨年関大にまさかの敗北を喫し、絶対に負けることができない今年の関関戦。ぜひ注目してほしいのがCTB春山悠太(文4)だ。1年生時からリーグ戦に出場してきた春山。2年生時にはU-20日本代表として、ロシアで行われたIRBジュニアワールドラグビートロフィーに出場した。そして昨年はチームの軸としてリーグ戦を戦い抜いた。そんな毎年成長を見せ続けてきた春山が挑む最後の関関戦。低いタックルを武器に体を張ったプレーでチームをけん引してくれるはずだ。最終学年を迎えた春山に期待が高まる。

リバウンドは関西随一の「怪物」関大・藤高宗一郎(バスケ・3年・大商大付高)
関大・藤高宗一郎(バスケ・3年・大商大付高)

 驚異の身体能力・運動神経を誇り、「怪物」の異名をとる。豪快なプレーを連発し、関大を勝利に導いている。ゴール下の強さもさることながら、外からもシュートが打て、得点能力は高い。また高身長とジャンプ力を生かしてもぎとるリバウンドは、関西随一。毎試合ダンクシュートを披露し、観客の目も釘付けにする。関西選抜チームにも選出され、関西でも期待が高い選手である。

シュートセンスで観客を魅了関学・西裕也(バスケ・2年・東山高)
関学・西裕也(バスケ・2年・東山高)

 ディフェンスを巧みにかわす高い瞬発力と、勝負どころで確実にポイントを決めるシュートセンスで観客を魅了するSG西裕也(経2)。高校3年生の時、京都府選抜メンバーとして国体準優勝を経験している。大学入学後もすぐにその頭角を現し、ポイントゲッターとして活躍。また、ディフェンスでも粘り強く、素早い動きで相手を翻弄(ほんろう)する。「気持ちを前面に出して我を出していきたい」と西はアグレッシブなプレーで関学の流れを作り出す。チームの得点源である西が見せる、気迫のこもったプレーは見逃せない。

関学大のスピードスター関学・夏野卓也(アイスホッケー・3年・白樺学園)
関学・夏野卓也(アイスホッケー・3年・白樺学園)

 相手DF陣を掻い潜り、ゴールまで一直線に駆け抜ける、超高速FW夏野卓也(社3)。圧倒的なスピードと豊富な運動量を武器に、チームの勝利に幾度となく貢献してきた。貪欲にゴールを追い求めている夏野は、時に酸欠になってしまうほどだ。だが、これまで夏野が関大のゴールネットを揺らしたのは第3P(ピリオド)のみ。個人技での得点もあるが、終盤でしか力を発揮できていないのが現実だ。総合関関戦では前半戦での得点力が課題となる。氷上を熱くさせるスピードスターから目を離すな。

「ディフェンスからの速攻」見せる関大・岡本美希(ハンドボール女子・4年・暁高)
関大・岡本美希(ハンドボール女子・4年・暁高)

 今年の春季リーグでは、1部3位と健闘を見せた関大。ディフェンスの要として、チームに貢献したのがGK岡本だ。昨年までは出場機会に恵まれなかったものの、今季は全試合にスタメン出場。相手のシュートを阻み、幾度となくチームの危機を救ってきた。また、明るさも持ち味で、好セーブの後は笑顔で声援に応える。彼女の笑顔が、チームのバロメーターと言っても過言ではない。対する関学大は今季2部リーグ優勝。1部昇格とはならなかったものの、確実に実力をつけてきた。岡本を中心に、関大の持ち味である「ディフェンスからの速攻」で、必ず白星をつかみ取る。

チーム力で勝利を関学・葭安大地(拳法・4年・宝塚高)
関学・葭安大地(拳法・4年・宝塚高)

 拳法部の関関戦通算成績は関大28勝、関学5勝と関学が大きく負け越している。一昨年、久々の勝利をつかんだものの、昨年は悔しい敗北を喫した。 葭安は小学2年生時より、道場に通うようになった。最初のころは嫌だった拳法が、次第に楽しく思えるようになる。「勝つことが楽しい」。純粋な気持ちで今まで拳法を続けてきた。今年、主将となった葭安は大学から拳法を始めた初心者の後輩の育成にも力を入れている。勝利をつかむためには、チーム力が不可欠だ。今年さらに一丸となった関学は関大から勝利を奪いにいく。

不動のボランチ、熱いプレー関大・田中裕人(サッカー・4年・ガンバ大阪ユース)
関大・田中裕人(サッカー・4年・ガンバ大阪ユース)

 豊富の運動量で勝利に貢献する田中裕人。1年生からスタメンに定着し、関西選抜には3年連続で選出された。昨年からはゲームキャプテンを務め、現在ではチームに欠かせない存在となっている。彼の持ち味は粘り強い守備。相手がボールを持つと素早くプレスをかける。そして、相手にしつこく体を寄せて、ボールを奪う。また、攻撃時には広い視野で、ゴールに向かうパスを味方に供給。ときにはゴール前まで駆け上がり、豪快なシュートでネットを揺らす。ピッチに響く彼の声は味方の士気を高め、どんなときも前を向かせる。関大のパスサッカーを支える不動のボランチの熱いプレーは関大を勝利に導くに違いない。

鋭く繰り出す剣で革命起こす関学・中島由起(フェンシング・4年・西大寺高)
関学・中島由起(フェンシング・4年・西大寺高)

 関学フェンシング部女子を引っ張る女子リーダー・中島由起(商4)。1年生時から試合に出場し、中心選手として活躍してきた。3年生からは女子リーダーを務め、昨秋リーグ戦でフェンシング部女子を1部昇格へと導いた立役者だ。持ち味は冷静に、そして勢いのある剣さばきでポイント取ること。鋭く繰り出す剣で勝利に貢献してきた。また、技術面だけでなく、常に部員を気にかけるなどの精神面でもチームを支えている。関関戦では何年も勝てていない関学フェンシング部。その歴史に中島が革命を起こす。

階級上げで飛躍関大・村上貴之(レスリング・3年・島原高)
関大・村上貴之(レスリング・3年・島原高)

 1部昇格へ向け、再始動した関大レスリング部。5月に行われた西日本リーグ戦では、関学大を相手に実力の差を見せつけ圧勝した。注目すべきは、平成21年度インターハイ王者の称号を持つ村上だ。大学入学後も成長を続け、1年生時には西日本学生新人選手権に74キロ級で出場。次々と相手を倒すと、見事優勝を手にした。昨年は不祥事が原因で活動停止を余儀なくされたが、今年の4月から練習を再開。2年前よりも階級を上げ、84キロ級の選手としてリーグ戦でも活躍を見せる。自身の試合では全勝し、チームに大きく貢献した。総合関関戦でも、その圧倒的な強さで関大を勝利に導くに違いない。

熱い絶対的エース関大・深野翔也(卓球・3年・富田高)
関大・深野翔也(卓球・3年・富田高)

 関大卓球部の絶対的エースとして、日々奮闘する。昨年、敢闘賞を受賞した。一番印象的なのは、集中力。その鋭い集中力でポイントを奪った時は、咆哮(ほうこう)しガッツポーズを見せる。スマッシュが決まると、飛び跳ねて喜びを爆発させる。そんな深野はダブルスでも活躍している。息の合う迫力あるプレーで、相手を圧倒。また、仲間の試合では、勝利した時誰よりも先に応援席から飛んでゆく場面もある。情が厚く、卓球にも熱い深野は、チームになくてはならない存在だ。

史上初勝利狙う関大・森田直樹&三輪大介(ともにテニス・2年・東山)
関大・森田直樹&三輪大介(ともにテニス・2年・東山)

 先日行われた、関西学生春季トーナメントにおいて関学大の1番手を破り、男子ダブルスを見事制覇した2人。高校時代からペアを組む2人の相性は抜群だ。森田の力強いストロークで相手を圧倒し、三輪がチャンスボールを絶妙にボレーして、ポイントを取る。彼らのテンポの良い攻撃は、相手に一瞬の隙も与えない。昨年は、1年生ながらもリーグ戦にメンバー入りし、チームの準優勝に貢献した。チームのポイントゲッターとして活躍。2年生になっても、その勢いは止まらず、関西優勝を果たし、全日への出場も決めた。総合関関戦では、未だに勝利していない関大テニス部。彼らが記念すべき初勝利の神風を巻き起こしてくれるに違いない。




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