日本相撲協会は2日、東京・両国国技館で臨時理事会を開き、外部から役員を起用することを決めた。外部役員は昭和初期に例があるが、理事、監事が立候補制となった1968年2月以降では初めて。人選を進め、就任は今夏以降となる見込み。

 大相撲では昨年6月に時津風部屋で序ノ口力士が急死し、当時の親方と兄弟子3人が傷害致死容疑で2月に逮捕、起訴された。これに関連し、相撲協会の監督官庁である文部科学省の松浪健四郎副大臣が、組織の透明性を求めて外部役員の起用を要望していた。

 この日の理事会後、相撲協会の九重広報部長(元横綱千代の富士)は「開かれた相撲協会にしなくてはいけない」と話した。関係者によれば、外部役員は理事ではなく非常勤の監事として3人を予定しているという。人選は学識経験者らで構成される相撲協会の運営審議会を中心に進め、現在、親方3人が務める監事は名称を変更する予定。