夏場所初日を2日後に控えた9日、横綱朝青龍がちゃめっ気たっぷりなところを見せた。

 東京都墨田区の高砂部屋へ朝げいこを見学に訪れた知人の本田昌毅医師に対し、自らそばを振る舞う大サービス。本田医師といえば、音を立ててそばを食べることも原因で恋人から婚約破棄されたと報じられた経緯があり、朝青龍は「先生が来たから、ざるそばを作ったよ」とウインクした。

 これには本田医師も「サプライズです。でもおいしかったあ」と照れ笑いで、朝青龍は「音を立てながら、おいしいと言ってくれた」。初日から稀勢の里、把瑠都と難敵が続くこともどこ吹く風で、出場停止処分を受けてモンゴルに帰国した際に同行した“仲間”と固い握手を交わしていた。