大麻所持容疑で若麒麟容疑者が逮捕されるというショッキングな事件を受け、東京・両国国技館にある日本相撲協会は30日夕方から対応に追われた。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)をはじめ協会執行部はいつも帰途に就く時間を過ぎても協議。午後6時すぎからは国技館内で、理事長、伊勢ノ海(元関脇藤ノ川)と九重(元横綱千代の富士)の両理事が記者会見し、3人そろって深々と頭を下げた。

 武蔵川理事長は「これは罪。それだけの償いをしてもらわないといけない。厳しく対応する」と解雇も含めた処分を示唆した。早ければ2月2日の理事会で処遇を話し合う可能性もあるという。

 昨年9月の就任後、不祥事続きからの立て直しを図っていただけに武蔵川理事長は「本当に情けない」と話した。