横綱審議委員会(横審)が30日、東京・両国国技館で開かれた。10回目の優勝を全勝で飾った横綱白鵬(24=宮城野)については、どの横審委員もべた褒め。石橋義夫氏は「前とはだいぶ違ってきた。まわしが取れない時は、それなりに我慢ができるようになったし、余裕を感じる」と話した。

 一方、11勝4敗で春場所連覇を逃した横綱朝青龍(28=高砂)についても、珍しく横審で品格を問われなかった。土俵内外で騒動を起こしておらず、場所前のけいこをサボっての東京でのファッションショー出演も話題にならなかった。