麻生太郎首相は24日、東京・両国国技館で大相撲夏場所を観戦し、初優勝した大関日馬富士に自ら表彰状と内閣総理大臣杯を手渡した。

 首相が土俵で表彰状を読み上げ笑顔で手渡すと、場内からは大きな拍手。この後首相は日馬富士に「おめでとうございました。頑張って」と声を掛けたが、肝心の内閣総理大臣杯の授与を忘れて土俵を下りようとし、観客からドッと笑い声が上がった。気付いた首相はきびすを返して介添人の助けを借りながら重さ約40キロの杯を授与した。

 麻生首相が総理大臣杯を直接渡したのは、1月の初場所で横綱朝青龍に授与して以来2回目。前回は表彰状を読み上げた際に「内閣総理大臣賞」の「賞」の字を読み飛ばし、「内閣総理大臣

 朝青龍殿」と述べる“ハプニング”があった。(共同)