大相撲の大関琴光喜への恐喝容疑で逮捕された元力士の古市満朝容疑者(38)が、調べに対し「現役引退後、4~5年ほど九州で暴力団組員をしていた」と供述していることが26日、警視庁への取材で分かった。

 警視庁組織犯罪対策3課は、暴力団に所属していた事実を確認していないが、日本相撲協会関係者によると、角界の一部では暴力団とつながりがあると認識されていた。

 組対3課は、古市容疑者が、琴光喜側とのやりとりの中で暴力団との関係を示唆し、“圧力”をかけていた可能性もあるとみて調べている。

 同課は26日、恐喝容疑で古市容疑者を送検した。

 日本相撲協会関係者や親族らによると、古市容疑者は1997年夏場所を最後に引退。福岡市で風俗店の実質的な経営者だった時期がある。

 捜査関係者によると、古市容疑者は、阿武松部屋の床山(29)を通じて琴光喜側に電話やメールで執拗(しつよう)に野球賭博の口止め料名目で現金の支払いを要求していた。

 古市容疑者は、琴光喜から350万円を脅し取ったとして恐喝容疑で逮捕された。さらに1億円以上を要求した恐喝未遂の疑いも持たれている。今年3月には、琴光喜側と大阪市内で1億円以上の口止め料の支払いをめぐって交渉した際には、暴力団関係者とみられる別の男も同席していた。