大相撲の尾車親方(53=元大関琴風)は10日、東京・両国国技館で会見し、8月上旬から9月上旬まで3度にわたり、手紙で恐喝を受けていたことを発表した。尾車親方によると23~24年前、東京・赤坂の中華料理店で友人と3人で会食中の出来事を恐喝されたという。友人の1人が偶然、別フロアで行われていたパーティーに参加していた知り合いと出会い、尾車親方は誘われてパーティー会場に入った。「暴力団のような人がいたので、すぐに退席したが、おそらくそれを脅してきた」と、会場での出来事を思い出しながら話した。「暴力団関係者の会合に同席したことを公表する」などと、8月中旬ごろに送られた2度目の手紙から、金品を要求するような内容が書かれていたという。

 この件に関して、9日に警視庁本所署に被害届を出しており、この日、ともに千葉県市原市の70歳で、職業不詳白井忠義、タクシー運転手宇佐美勝治の両被疑者が、恐喝未遂で逮捕された。最初に手紙が届いた8月上旬から相撲協会、警察に相談していた尾車親方は「要求には応じなかった。(外部委員の)先生方や警察に相談したのがよかった」と話した。