大相撲の八百長問題で春場所が中止になったことにより、約40人の行司で構成される「行司会」が4日、東京・両国国技館で臨時会合を開き、本場所中止期間中の心構えなどについて、1時間近く意見を交換した。番付表に記される相撲字の講習会を3、4月に定期的に開くことも決めた。

 立行司の木村庄之助は「場所がないので顔合わせの意味もあった」と説明。同じく立行司の式守伊之助は「いかなる状況でも行司は勉強しなければいけないということを確認した。夏場所は絶対に開催してもらいたいと願っている」と話した。行司は土俵上での裁き以外に取組編成の準備など雑務が多く、通常は本場所の約1週間前から全員で作業を進める。