日本相撲協会は27日、一般に無料公開される大相撲技量審査場所(5月8日初日・両国国技館)の入場券の発券を開始したが、早くも入場券がインターネットのオークションに出品され始めた。

 券の裏には「非売品です。転売されたチケットではご入場できません」との注意書きがあり、相撲協会は出品や購入をしないよう要望している。相撲協会の出羽海事業部長(元関脇鷲羽山)は「無料で渡したその先のことだから、協会としてはどうしようもない」とのコメントを発表した。

 27、28日発券の入場券は、抽選で当選者が決まった約3万枚。4人1組で座る升席は本来、大部分が1升約4万5千円だが、オークションでは27日午後6時現在、千秋楽で1升1万円などの値が付いている。