日本相撲協会は17日、愛知県体育館で定例理事会を開き、9月の秋場所から幕内と十両の番付を元の枚数に戻し、従来の定員70人(幕内42人、十両28人)で編成すると発表した。相撲協会は八百長関与で幕内7人、十両10人が土俵を去ったことを受け、名古屋場所は4人少ない66人(幕内40人、十両26人)で番付を編成していた。

 また秋場所では維持員など観客1000人に各日、マークシートを配布。十両以上の力士の敢闘精神を評価してもらい、見応えのある相撲を取ったとして票が集まった上位3力士を連日発表する。原則的に地方場所では実施せず、来年1月の初場所については再検討する。

 八百長問題で中止とされた4月の靖国神社奉納相撲を10月7日に、横綱審議委員会による稽古総見を9月3日に東京・両国国技館で一般公開で開催することも決めた。