<大相撲名古屋場所>◇13日目◇22日◇愛知県体育館

 西幕下5枚目の直江(尾車部屋)が7戦全勝で幕下優勝を果たし、新十両の座を確実にした。十両の飛天龍を休まずに攻めて寄り倒し「気持ちいい。最高の形で上がれると思う」と喜びを爆発させた。

 四股、すり足、てっぽうなどを以前よりも多く自分に課してきたことで「基礎体力がついた」と成長を実感。早大出身での十両昇進は昭和の名力士、笠置山以来で78年ぶりとなり「名誉なこと。大学の名に恥じないように一生懸命、相撲を取りたい」と気持ちを新たにした。

 序二段は前乃富士(千葉県出身、高田川部屋)が7戦全勝で優勝。

 三段目は阿夢露(ロシア出身、阿武松部屋)と春日龍(神奈川県出身、春日山部屋)、序ノ口は日大出身で元学生横綱の佐久間山(東京都出身)が同じ北の湖部屋の笹ノ山(青森県出身)とそれぞれ7戦全勝で並び、千秋楽の24日に優勝決定戦を行う。