大相撲の横綱白鵬(26=宮城野)が12日、徳島市で始まった阿波おどりに、徳島県の観光大使として初参加した。事前に練習はしていなかったが、阿波おどりに初挑戦する場面も。「すごい迫力。いい経験をした」と振り返った。一緒に参加した長女愛美羽ちゃんが、積極的に踊る姿には「やっぱり血を引いているのかな」と、大勢の観衆の前でも物おじしない姿と、愛娘の成長に目尻を下げた。

 白鵬は11日まで徳島・板野町で、所属する宮城野部屋と大島部屋の合同合宿に参加していた。今後も14日にサッカーJ2徳島の、ホームでのリーグ戦前に、花束を贈呈するなど、観光大使として活動。15日ごろに帰京し、秋場所(9月11日初日、両国国技館)に向けては、17日から都内の部屋での稽古再開を予定している。