日本相撲協会は29日、秋場所(来月11日初日、東京・両国国技館)の新番付を発表し、芳東(34=玉ノ井)が新入幕を果たした。34歳3カ月での新入幕は、小野錦の34歳11カ月に次ぐ戦後2番目の高齢。番付を見ながら「1番上の段で、字も大きくなった。ここまで上がれるとは思わなかったのでうれしい」と、笑顔で話した。師匠の玉ノ井親方(元大関栃東)は「年齢も1つしか違わないので、本当は同じ土俵でやりたかった。でもこのごろになって、やっと勝ち方を覚えてきた。攻めるようになった」と、現役時代は弟弟子だった芳東の成長に目を細めた。