大関昇進を懸ける関脇鶴竜(26)は番付発表から一夜明けた30日、東京都墨田区の井筒部屋で「体が動くかチェックした。これからもっと気合を入れて、良い稽古をしたい」と力を込めた。稽古は非公開だったが若手に30分ほど胸を貸したという。

 名古屋場所では終盤で平幕に連敗し、大関とりに失敗した関脇琴奨菊の姿を見て「気持ちがしっかりしていないと駄目。勉強になった」と精神面の安定を心掛ける。

 大関昇進再挑戦の琴奨菊(27)は、佐渡ケ嶽部屋で若手力士にぶつかり稽古で胸を出した。「自分はマイペース」と話したが、横綱白鵬らが集まる立浪一門の連合稽古参加も考えており、これからピッチを上げていく。