大相撲の十両以上の関取衆による力士会が30日、東京・両国国技館で開かれた。従来、議長を務めていた元大関魁皇(現浅香山親方)が、7月の名古屋場所で引退したため、新たな議長は前頭雅山(34=藤島)が務めることが決まった。会長の横綱白鵬(26=宮城野)が推薦した。また、秋場所(9月11日初日、両国国技館)で昇進した6人の新十両が紹介され、5分足らずで閉会した。相次ぐ不祥事で、場所前恒例の力士会でも、昨年から議論が白熱することが多かったが、一転して短時間で終了した。前日29日には新番付が発表され、秋場所に向けて稽古が本格化するだけに、白鵬は「千秋楽まで一生懸命やるだけ。(秋場所は)いろいろな話題があるし、若い力士もいるけど、静かに燃えてきた」と、力を込めて話した。