<大相撲秋場所>◇千秋楽◇25日◇東京・両国国技館

 東横綱白鵬(26、本名ムンフバト・ダバジャルガル、モンゴル出身、宮城野部屋)が13勝2敗で2場所ぶり20度目の優勝を飾った。

 初日から11連勝した白鵬は終盤で関脇に2連敗したが、最後は大関日馬富士を上手投げで下した。優勝20回に達したのは、32回の大鵬、31回の千代の富士、25回の朝青龍、24回の北の湖、22回の貴乃花に次いで6人目。

 東関脇琴奨菊(27、本名菊次一弘、福岡県出身、佐渡ケ嶽部屋)は大関把瑠都に敗れて12勝3敗。5年ぶりの日本人力士の優勝はならなかったが、直近3場所で33勝以上の大関昇進の目安をクリアし、28日午前の日本相撲協会の九州場所番付編成会議と理事会で正式に大関に昇進する。日本人大関の誕生は、2007年名古屋場所後の琴光喜以来4年ぶり。

 綱獲りを狙った日馬富士は8勝7敗、把瑠都は10勝5敗。関脇稀勢の里(25=鳴戸)は12勝3敗、関脇鶴竜(26=井筒)は9勝6敗だった。