大相撲九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)で、新十両昇進を決めた旭日松(あさひしょう、22=大島)が28日、東京・墨田区の大島部屋で会見した。25日に千秋楽を迎えた秋場所では、7戦全勝で幕下優勝。同場所を振り返り「元三役の垣添さんに勝って勝ち越し、自信になった。内容も前に出ることができていたし(大島)親方(=元大関旭国)にも褒められて、気持ちも高まっていった」と話した。

 幕下優勝を決めて部屋に戻った際には、大島親方が涙を流して喜んでいた姿に、もらい泣きしたという。この日の会見でも大島親方が「私も定年まで、あと少しだけど、今場所は特にうれしかった」と話すと、旭日松はまた目を真っ赤にした。「全勝優勝を決めた時に、めちゃくちゃ泣いてしまったから、友だちからは(本名の松嶋広太から)『泣き虫広太』と言われるようになってしまった」と、大笑いしながら話した。